刀(銘)備前国重長船七郎衛門尉祐定作

天正八年二月吉日

刀(銘)備前国重長船七郎衛門尉祐定作

天正八年二月吉日

¥4,000,000 税込

商品番号 : ty232143

時代 室町末期(1580年頃) 備前国
刃長 2尺1寸8分強(66.1㎝) 反り 1.6㎝
元幅 3.03㎝, 元重 8㎜, 先幅 2cm, 先重 -
法量 750g
付属 白鞘、青貝微塵塗鞘半太刀拵 金無垢
造込み 本造り 庵棟 うぶ茎
彫刻 なし
地鉄 板目肌良く練れ、地沸付き、地景よく入り、乱れ映り立つ
刃文 直刃調子で浅く湾れ、互の目交じり、匂い口深く小沸良く付き、足・葉・砂流し盛んに働く
帽子 浅く乱れ込み、先掃け心に丸く返る
角棟小肉付き、栗尻、勝手下がり鑢
目釘穴 2個
鑑定書 特別保存鑑定書
登録証 東京都登録、昭和59.4.12交付
数量
01Photo Gallery

詳細画像

02Explanation

説明

備前国長船鍛冶の中でも祐定一派は室町時代に始まり、江戸時代まで繁栄しました。「祐定」の銘は50数工以上も存在し、工房作品から注文打ちといわれる武将達の求めに応じた入念作品まで数多く残されています。
“備前国長船”と“祐定”の間に、俗名の入るものは入念作の祐定として貴重扱いされ、中には注文主の武将名が入るものもあり珍重されております。本作の七郎衛門尉祐定は初代を天文頃、2代を天正頃とし、天正8年の年紀がある2代目で、重要刀剣にも指定されている名工です。
440年以上も前に造られた当時の姿を留め、身幅がしっかり、重ね厚めで、中切っ先やや延び心の力感溢れる刀姿です。
板目肌が良く練られて地沸付く精良な地鉄に、直刃調の互の目乱れに、足、葉、砂流しが入り、映りの立った典型的な刃紋を焼いています。
時代の拵が付属しており、青貝微塵塗鞘に家紋(丸に木の字、隅切り角に違い柏)を散らした半太刀拵で、江戸中期は下らないと思われる造りです。加えて金無垢のはばきが付属され、大事に受け継がれてきた様子が窺える貴重な一振りです。

カテゴリ一覧

ページトップへ