造込み |
本造り 庵棟 うぶ茎 |
彫刻 |
なし |
地鉄 |
板目肌杢交じり、肌立ってザングリとした肌合いに、地沸厚く付き、地景よく入る |
刃文 |
直ぐ焼きだしに始まり。互の目に小湾れ、尖り刃、丁字風の刃が交じる。足入り、金線、砂流し盛んに働き、沸良くつき、下半は匂口しまり心となり、所々玉状の飛び焼きを交える。 |
帽子 |
浅く湾れて、小丸く、先掃け心に長めに返る |
茎 |
棟小丸、刃上がり心の栗尻、大筋違い鑢 |
目釘穴 |
1個 |
鑑定書 |
特別保存鑑定書 |
登録証 |
三重県登録、昭和26.3.13付 |
01Photo Gallery
詳細画像
02Explanation
説明
初代和泉守国貞は天正17年日向に生まれ、のち上洛して堀川国広門下となり、越後守国儔に師事したと伝えられています。国広没後、同門の初代国助と共に大阪に移住し、大阪新刀の先駆者となりました。元和九年「和泉守」を受領、晩年は入道して道和と称し、慶安5年63歳で没しました。大阪正宗と讃えられた井上真改は、この国貞の次男として生まれ、初銘を父と同じく国貞と切ったので、初代を親国貞、二代を真改国貞と呼んでおります。
本作は、「藤原国貞」の珍しい四字銘で、和泉守を受領する前の最初期作で、神津伯押形に掲載された貴重な刀です。
大業物、上々作の刀工で、多数の作品が重要刀剣、重要美術品にも指定されています。
刀(銘)藤原国貞
¥2,200,000 税込
商品番号 : mi1871