短刀(銘)備州之住長船春光作

永禄十三年二月日

短刀(銘)備州之住長船春光作

永禄十三年二月日

¥850,000 税込

商品番号 : ok22574

時代 室町末期(約450年前) 備前国
刃長 7寸9分(23.9㎝) 反り -
元幅 2.3㎝, 元重 6.3㎜, 先幅 1.78cm, 先重 4.1mm
法量 160g
付属 白鞘 金着せ
造込み 平造り 庵棟
彫刻 表裏棒樋をはばき上で丸留
地鉄 小板目肌杢交じり、地沸一面につく
刃文 匂い勝ちに、小沸つく小互の目乱れ飛び焼き交じり、物打ちから先は皆焼風とな、刃中金筋、砂流し、葉が働く
帽子 乱れ込み、先尖り心掃き掛け、深めに返る
うぶ茎、角棟小肉付き、刃上がり栗尻、勝手下がり鑢
目釘穴 1個
鑑定書 特別保存鑑定書
登録証 岡山県登録、昭和30.9.25交付
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説明

春光は、初名を新十郎、のち十郎左衛門と名乗り、末備前(永正頃から天正頃までに備前国で造られた刀)の系統で、天文から天正にいたるまでの作刀があり、長寿であったとも、二代あるとも云われております。
春光を名乗る同銘が数工あり、その中でも俗名:十郎左衛門尉が最も良く知られています。
他に俗名を切る刀工は、左衛門尉(弘治)、五郎左衛門尉(永禄)、次郎左衛門尉(永禄)、孫十郎(元亀)、五右衛門尉(天正)、五左右衛門尉(天正)等がいます。
十郎左衛門尉春光の両刃の短刀に、皆焼状のものが残されており、本作も備前特有の小互の目丁子乱れと、物打ちから先に掛けて皆焼風となる魅力ある刃を焼いています。
末備前の刀は、多くの武将や偉人が好んで差し料にしてきました。
戦国時代に武器としての日本刀の需要が急激に高まり、多くの作品が造られ、数打ち物と呼ばれる粗悪な刀も製作されましたが、本作のような入念な短刀は、武将の好みによる注文打ちであることがうかがえます。
昨今再び人気を博している末備前の皆焼風短刀を、ぜひご鑑賞ください。

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